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着物の基礎知識

着物の補正の基本と応用〜体型別でわかる!美しく快適に着こなす着付けテクニック~

白いシャツを着ている男性

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着物は上手に着ると見た目にも美しく、長時間着ていても着崩れが起こりにくいものです。しかし、体型によって、着物をそのまま着るだけでは理想的なラインを作れない場合があります。

そこで重要になるのが「補正」です。この記事では、着物を美しく、そして快適に着こなすための補正について詳しく解説。補正の基本や体型に合わせたポイント、必要なアイテムとその使い方、さらに着崩れを防ぐコツまでご紹介します。

着物・浴衣レンタル「VASARA」では、一人ひとりに合わせた着付けで美しい着姿を実現します。さまざまなレンタルプランをご用意していますので、プロの技をぜひご体験ください。

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着物の補正の基本とは?美しい着姿のための土台作り

着物は洋服と異なり、体のラインを強調しません。なだらかで直線的な「筒型」のシルエットを作ることが美しさのポイントとされています。

しかし、人それぞれに体型は異なり、スタイルも現代的に変化しています。そのため、多くの場合、着物をそのまま着るだけでは理想的な筒型のラインを作れません。そこで必要となるのが、体型に合わせた補正なのです。

着物の補正の目的と重要性

着物の補正のおもな目的は、体の線をなだらかに整えて、直線的な美しいシルエットを作り出すことです。特に、バスト・ウエスト・ヒップのラインを整えると、着物が自然に体に沿うようになり、着崩れも防げます。

また、体型に合わせて正しく補正されていれば苦しくなりにくく、長時間着ていても快適に過ごせます。

着物美人の体型=「筒型」を目指す理由

着物姿で美しいとされるのは、なだらかな「筒型」のラインです。バストやヒップなどの出っ張りを抑え、ウエストのくびれを埋めることで、着物がすっきりまとまります。

特に現代人は洋服での生活が長く、体の凹凸が目立つようになりました。そのまま着物を着ると理想的な筒型のラインが出にくいため、補正が欠かせません。

補正に使う基本アイテム(タオル、さらし、補正下着など)

着物補正に使うアイテムは、おもに以下のとおりです。

補正に使うアイテム役割と特徴
タオル体の凹凸を埋めるために最もよく使われるアイテムで、厚みや長さを調整しやすい。
さらし体にフィットしやすく、汗取りや補正にも使える万能アイテム
和装用の補正下着着物専用のものも市販されており、初心者でも手軽に使える
パッドや綿細かい部分の補正や、肌あたりを和らげるために使われる

これらを補正の目的に合わせて使用していきます。

着物の補正が着崩れ防止にもつながるメカニズム

補正のメリットは、見た目を美しく整えるだけではありません。体の凹凸をカバーすることで、着物や帯が体にフィットして動いてもズレにくくなり、着崩れを防ぐことができるのです。特に、ウエストやヒップの補正は帯を安定させるため、長時間着ていても帯がゆるんだり乱れたりせず、快適に過ごせます。

補正は、着物の「美しさ」と「快適さ」を両立させる、着付けの基本なのです。

体型別の補正ポイントと具体的な方法

女性, 立つ, 男, 持つ が含まれている画像

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体型によって、補正のポイントは異なります。ここでは、代表的な体型ごとの補正テクニックを詳しく解説します。

補正が必要なポイント

補正が必要な部位と補正内容には、下記のようなものが挙げられます。

補正が必要な部位補正内容
バスト(胸元)出っ張りをなだらかにする
ウエストくびれを埋めて直線的にする
ヒップ帯の位置が安定するように補正する
背中や肩なだらかなラインを作る

これらの部位の凹凸を、着物のラインに合うように補正していきます。

ぽっちゃり体型

ぽっちゃり体型の方は、首元をすっきり見せるだけで大きく印象が変わります。

首元はやや抜き気味にしてみましょう。衿合わせをすっきり見せることで、顔まわりがシャープに見えます。

バストやお腹周りは、ボリュームをなだらかに整える補正を行ないます。胸が大きい方は、専用の和装ブラジャーやさらしなどで、ボリュームを抑えるとよいでしょう。胸元がはだけたり着崩れたりしないよう、丁寧に補正します。

タオルやさらしでウエストのくびれを埋め、全体を「筒型」に近づけると、美しい着姿になります。

着物は、濃い色や縦縞模様など、シャープに見えるデザインがおすすめです。

やせ型

やせ型の方は、着物が体にフィットしにくく、シワが寄ったり柄がずれてしまったりしがちです。そのため、全体にボリュームを持たせる補正が必要です。タオルや綿を使って、バスト・ウエスト・ヒップに厚みを加えましょう。

特に、ウエストのくびれはタオルで埋めて「筒型」に整えます。また、みぞおちや鎖骨下にはタオルやパッドを置いてバストアップしましょう。全身の厚みが同じになるように整えるのが、美しい着姿を作るコツです。バストアップには専用の和装ブラジャーを使うと便利です。

着物は、淡い色や小さめの柄を選ぶと、全体のバランスがよくなります。

身長が高い

身長が高い方は、着物の袖丈や裾丈が短くなりがちです。袖丈やおはしょり(帯の下にできる余り布の部分)の長さを上手に調整し、帯の位置も工夫する必要があります。

袖丈が足りない場合は、衿の重なり位置を少し下げ、長襦袢の衿を多めに見せることでバランスをとります。おはしょりは、腰紐を骨盤の位置まで下げて、長さを調整しましょう。また、帯は低めの位置で結ぶと、全体のプロポーションがよくなります。

身長が高い方には、大きめの柄や華やかな色づかいの着物がよく映えます。

身長が低い

着物は丈の調整ができるため、身長が低い方にとっては洋服よりもサイズを合わせやすいかもしれません。

帯を高めの位置で結び、おはしょりを短めに整えると全体のバランスが良くなり、柄をきれいに見せることができます。

ただし、着物のデザイン選びには注意が必要です。大きな柄は体型とのバランスが取りにくく、模様が途中で切れてしまうことがあります。小さな柄や、縦長効果のある縦縞模様の着物がおすすめです。

肩幅が広い

着物は一般的になで肩のほうが似合うと言われていますが、補正を工夫することで肩幅が広い方も美しく着こなせます。

首元が詰まった印象にならないよう、長襦袢の衿を少し離し、衣紋を抜き気味に着付けるのがポイントです。また、首の付け根にパットやタオルを置いて厚みを作ると、肩の広さが目立ちにくくなり、全体のバランスが整います。

猫背や反り腰

猫背の方は、背中にタオルやガーゼを入れて姿勢を補正すると、着姿がすっきりします。また、反り腰の方は、腰のくぼみにタオルやパッドを入れることで帯が下がりにくくなるでしょう。腰回り専用の補正アイテムを使うのも効果的です。

姿勢のクセをなおすことで、全体のシルエットが美しくなります。立ち方や歩き方にも注意して、意識して背筋を伸ばしてみましょう。より洗練された着姿になるはずです。

補正アイテムの使い方と選び方

下着を着ている女の子

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補正アイテムを上手に使うと、着物の着心地や見た目が格段によくなります。ここでは、補正アイテムの使い方と選び方を解説します。

タオル補正の折り方・巻き方のコツ

タオルは、補正したい部位に合わせて折り方や巻き方を工夫します。ウエストには幅広に折ったタオルを一周巻き、端をピンで留めるとズレにくくなります。バストやヒップには、必要な厚みになるよう重ねて使いましょう。

ヒップには、くぼみを埋めるようにタオルを当てて、厚みを持たせます。折り返して使うときは、内側に折り込むのがコツです。外側に折り返すと、着付けが完成したときに段差になって目立ってしまうため、注意してください。

さらしの使い方と巻き方のポイント

さらしは、おもにバストのボリュームを抑えるのに使用します。必要な長さに切って使えるうえ、吸水性・通気性にも優れています。タオルに比べて、涼しく快適に補正できるのが魅力です。

使用する際は、きつく巻きすぎると呼吸が苦しくなってしまうため注意が必要です。適度な締め付け具合で巻いていき、端は内側に入れ込んで処理するときれいに仕上がります。

補正下着の種類と選び方

補正下着には、ウエストやヒップ、肩、鎖骨周り、みぞおち周辺をカバーするパッドや、バストのボリュームを抑える和装ブラジャーなど、さまざまな種類があります。

市販の着物用補正下着を使えば、初心者でも手軽に美しいシルエットを作れるのでおすすめです。自分の体型や補正が必要な部分に合わせて、ぴったりのアイテムを選びましょう。

補正アイテムの手入れと収納方法

補正アイテムは汗をたくさん吸収しているため、使用後は必ず洗濯してください。洗濯表示にしたがって洗い、十分に乾燥させます。また、特徴的なアイテムやパーツもあるため、手入れや収納の方法には注意が必要です。

例えば、パッドなど厚みのあるものは生乾きにならないよう、しっかり中まで乾燥させてください。生乾きのまま片付けると、臭いやカビの原因となります。

また、パーツを取り外して洗えるタイプの補正アイテムは、乾燥後には元の形に戻しておきましょう。バラバラのままでは、どのアイテムのパーツなのかがわからなくなってしまい、次に使うときに時間がかかってしまいます。元の形に整えてから収納しておけば安心です。

着崩れを防ぐ補正と着付けのコツ

着物を着る際に多くの方が悩むのが、「着崩れ」です。これも、正しく補正して着付けることで防止できます。ここでは、着崩れを防ぐ補正方法と着付けのコツを解説します。

着崩れの原因と補正のポイント

着崩れのおもな原因は、体と着物の間の隙間です。体の凹凸に合わせて隙間を埋めれば、着物が体に密着してずれにくくなります。

特に気を付けたいのが、ウエストとヒップの周りです。腰回りをきちんと補正すると、帯がしっかり安定して着崩れを防げます。

補正と帯結びのバランスの取り方

補正が多すぎると着心地が悪くなり、少なすぎると着崩れしやすくなります。自分の体型をよく観察して、どのような補正が必要なのかを見極めましょう。

また、帯結びとのバランスも大切です。帯の位置や締め具合も、補正に合わせて調整してください。

おはしょりの長さ調整と腰紐の位置

補正でウエスト周りが整うと、おはしょりも自然に美しく仕上がります。

ただし、腰紐の位置には注意が必要です。昔は腰骨の高さで結ぶのが一般的でしたが、現代人のスタイルには合わない場合もあります。

体型にもよりますが、腰紐の位置はウエストの一番細い部分よりやや下にすると、着崩れしにくくなります。

長時間着用でも快適に過ごすための工夫

補正では、「美しさ」と同時に「快適さ」も意識しましょう。汗を吸収しやすい素材を選び、締め付けすぎないことで、長時間でも心地よく過ごせます。快適に着こなしてこそ、美しい着姿が保てます。

まとめ

体型に合わせて補正を工夫すれば、誰でも美しく快適に着物を着こなせます。補正次第で着姿は格段に美しくなるので、ぜひ、今回ご紹介した体型別の補正テクニックを参考にしてください。

補正や着付け、着物選びに自信がない場合は、レンタル店の利用もおすすめです。「VASARA」のレンタルプランなら、スピーディーな着付けでも着崩れしにくい、快適な着物体験ができます。豊富な種類の着物をご用意してお待ちしていますので、「VASARA」をぜひご活用ください。

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