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着物に合わせるアクセサリーのマナーとは?おすすめのアクセサリーも紹介

建物の前に立っている少年

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普段から何気なく身に着けている時計や指輪、ネックレスなどのアクセサリーですが、着物を着るときはそのまま身に付けてもよいものか迷ってしまいます。知らず知らずのうちにマナー違反になっているかもしれません。

そこで今回は、着物を着るときのアクセサリーの基本的なマナーや種類ごとのマナーを解説します。また、着物に合わせる特別なアクセサリーや小物についても紹介するので、参考にしてください。

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着物を着るときのアクセサリーのマナー

窓の前に立っている女性

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着物は洋服とは異なり、独特のマナーやルールが存在します。まずはカジュアルな着物とフォーマルな着物について、それぞれのアクセサリーのマナーについて解説します。

カジュアルな着物の場合

カジュアルな着物は、フォーマルな着物に比べて自由度が高く、個性を表現する楽しみがあります。普段着としての着物や観光地での着物体験、友人との食事会などでは、より気軽にアクセサリーを取り入れられます。

その際には、着物の色・柄や季節感との調和を考慮し、全体の統一感を意識すれば、カジュアルでありながらも品のある着こなしが実現します。自分らしさを表現しつつ、和の美しさを大切にするバランス感覚が求められます。

フォーマルな着物の場合

フォーマルな着物は、「引き算の美学」が基本的な考え方となります。結婚式や茶会、正式な儀式などの場面では、着物そのものの美しさを最大限に活かすことが求められます。

フォーマルな場においてアクセサリーを身に付けてはいけないという決まりはありませんが、結婚指輪程度に留めておくのが無難です。

過度な装飾は避け、伝統的な和の美意識に沿った品格のある装いを心がけましょう。全体のバランスを重視し、調和の取れた美しい着姿を目指すのが、フォーマルな着物を着る際の基本的なマナーです。

フォーマルな着物でアクセサリーを控える理由とは?

ドレスを着て屋外に立っている男性

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フォーマルな着物でアクセサリーを控えるのは、「着物そのものの美しさを引き立てるため」という美学に基づいています。着物は織りや染め、柄に至るまで職人の技術が結集された芸術品であり、そのものが完成された美しさを持っています。

半衿や帯締めなど、着物ならではのアクセントがすでに調和良く配置されているため、アクセサリーを追加することで全体のバランスを崩す可能性があります。

また、イヤリングやネックレスといった西洋由来の装身具は、従来の和装文化には存在していませんでした。数百年の伝統を持つ着物と文化的背景が異なるため、格式を重んじる場面では日本固有の着物文化を大切にする傾向があります。

日本の「引き算の美学」では、余分な装飾を削ぎ落とすことで洗練された品格ある装いが完成するのです。

フォーマルな着物の種類と着用シーン

手に持っている

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フォーマルな着物は、種類によって格式や着用シーンが異なります。結婚式やお茶会、入学式など、それぞれの場面に適した着物を選ぶ必要があります。主要なフォーマル着物の種類別の特徴と着用シーンは次のとおりです。

礼装の格

 

着物の種類特徴とおもな着用シーン
正礼装(第一礼装)黒留袖
  • 五つ紋が入る既婚女性の第一礼装
  • 地色が黒一色で裾にのみ吉祥柄や有職文様が描かれる
  • 結婚式などの慶事で新郎新婦の母親、または仲人婦人が着用する最も格式の高い着物
 色留袖(五つ紋)
  • 黒以外の地色に紋を配した、未婚、既婚問わず着用できるフォーマルな留袖
  • 上半身は無地で裾のみに縫い目をまたぐ絵羽模様が入る
 振袖
  • 袖口に長く垂れる「振り」が特徴で、未婚女性の第一礼装に位置づけられる
  • 成人式や卒業式などの晴れの場で着用する格式高い着物
準礼装・略礼装訪問着
  • 胸や袖、裾にかけて縫い目をまたぐ絵羽模様がある
  • 未婚、既婚を問わず、結婚式のゲストや七五三、入学式、卒業式といった幅広い場面で着用できる
 色無地
  • 地色が黒以外の単色で柄がなく、紋の数によって格が変わる
  • 無紋は習い事や外出着といった普段着、紋入りは入学式、卒業式、お茶会など幅広いシーンで活躍する
 江戸小紋
  • 極細密な一色の型染め文様により遠目には無地のように見えつつ、近くで味わう精緻さが魅力の着物
  • 柄や紋、帯合わせ次第でカジュアルな外出から、入学式、卒業式、結婚式の出席といった準礼装シーンまで幅広く着用できる
 付け下げ
  • 訪問着を簡略化した着物
  • 同窓会、入学式や卒業式、観劇といったシーンで活用できる
  • 一つ紋を入れると準礼装として着用可能
 小紋
  • 全体に同じ柄を繰り返し染めた着物
  • 普段のお出かけやお稽古、観劇、食事会などカジュアルな場面のおしゃれ着として活用する

【種類別】着物で気を付けるべきアクセサリーのマナー

テーブルの上にあるケーキ

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着物におけるアクセサリーのマナーは、種類によって異なる配慮が必要です。フォーマルな場面では極力控えめにするのが基本ですが、カジュアルな場面では比較的自由に楽しめます。

ここからはアクセサリーの種類別に、フォーマル、カジュアル両方の場面での注意点を解説します。

ピアス・イヤリング

着物を着用する際には耳が露出しますので、耳元にアクセサリーがあると必要以上に目立ってしまいます。そのため、フォーマルな場では、ピアスやイヤリングは避けた方が無難です。もし、着ける場合は、耳に直接付くタイプでできる限り小さいものを選びます。また、色は控えめで目立たないものが無難です。特に耳からぶら下がり、揺れるものは避けることをおすすめします。

指輪

結婚指輪などの日常的に身に着けている指輪は問題ありません。ただし、立て爪タイプで大ぶりな石が付いていたり、はっきりした色で目立ったりするような指輪は外すのが無難です。特に凹凸のある指輪は着物にひっかかる危険もあり、生地を傷める要因にもなりますので注意が必要です。

また、お茶会ではフォーマル、カジュアル問わず、指輪などの金属類が茶碗などの道具に傷を付ける可能性がありますので、付けないのがマナーとなります。なお、お茶会に限らず、フォーマルな場では高級な食器や道具に触れる場合もありますので、指輪を付けた手の動作などにも注意が必要です。

ネイル

フォーマルな場では、ネイルは避けた方が無難です。着物を着用するときは一つひとつの所作も気になるものであり、着物以外の部分で目立つ要素があると悪目立ちしてしまう可能性があります。できる限り、爪をケアするまでに留めておくことをおすすめします。

なお、街歩きなどカジュアルな場では、ネイルも自由です。ぜひ着物の柄に使われている色とネイルの色を合わせるなど、おしゃれを楽しんでください。

時計・ブレスレット

時計やブレスレットは、判断に迷うアクセサリーの一つです。着物の着こなしという点では、袖からのぞく手首には何も付けてない状態が美しいとされています。

細身で控えめな装飾の時計やブレスレットであれば着物の着こなしにも邪魔をしませんが、装飾に凹凸が多ければ袖口に当たって生地が傷む可能性もありますので注意が必要です。また、大きさに余裕があり垂れ下がって揺れるようなブレスレットは、「不安定」で縁起が良くないとする習わしもありますので、身に付けるジャストサイズをおすすめします。

ネックレス

着物は襟元が特に気になるポイントとなりますので、ネックレスは付けないのが一般的です。着こなし方でも、内側に着用する長襦袢(ながじゅばん)の半衿を広く見せる、細く見せる、または重ね襟を着けるなど、襟元に一定のルールがありますので、ネックレスがあると、せっかく整えた襟元の邪魔になってしまいます。

また、カジュアルな場でも、襟元のおしゃれは模様付きの半衿などで楽しむのがおすすめです。もし、ネックレスが見えるほど襟元が開いているとすれば、着物では開き過ぎとなりますので、着付けの面からも避けるべきといえます。

着物ならではのアクセサリーや小物とは?

カラフルな毛糸

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着物には長い歴史のなかで育まれた、専用のアクセサリーや小物があります。これらは着物の構造や美意識に合わせて作られており、自然に調和し、着姿をより美しく演出します。ここでは、フォーマル、カジュアル問わず幅広く活用できる伝統的なアイテムをご紹介します。

帯留め

帯留めとは、帯締めに付けるアクセサリーで、カジュアルな着物の場合に合わせることができます。通常は帯締めを前で結んで着付けますが、帯留めを付ける場合は後ろ結びにして、帯留めを前で見せるようにします。例えば、ヒスイ、エメラルドなどの宝石や、真珠、べっ甲、七宝などを素材にしたアイテムがたくさんありますので、季節や着物の柄に合わせてコーディネートを楽しむことができます。なお、訪問着や付け下げにも帯留めを付けることはできますが、フォーマルな場であれば通常の帯結びがよいでしょう。

帯揚げ

帯揚げ(おびあげ)は、帯の上端を飾りながら帯枕や仮紐を隠し、帯全体を美しく整える和装小物です。もともとお太鼓結びの補助として江戸末期に登場しましたが、現在では色柄や素材の豊富さから、アクセントとしても重要な役割を果たしています。

素材は、フォーマル向けの綸子、幅広く活用できる絞り、縮緬、夏向けの絽や紗など多彩で、TPOによって使い分けが可能です。たっぷり出す結び方は若々しく、すっきり結ぶと大人らしい上品な印象に仕上がります。帯揚げは選び方や結び方によって、着姿に洗練と個性をプラスできる小粋なアクセサリーです。

根付

根付(ねつけ)は江戸時代から使われ続けている、着物の帯に下げる小さな装飾品です。もともとは印籠や煙草入れなどの実用品を帯から吊るすための留め具として誕生しましたが、現在では着姿を上品に彩るアクセサリーとして親しまれています。

黄楊(つげ)や象牙といった素材で作られ、動物や花、縁起物などの精巧な細工が施されているのが特徴です。

なお、根付は普段使いの装身具という位置づけのため、正式な儀式や結婚式などの場には向きません。日常の外出や友人同士の集まり、観光での着物体験など、堅苦しさのない場面で取り入れることで、着物の楽しさを演出できる魅力的なアイテムです。

髪飾り

着物姿では首回りを美しく見せるためにまとめ髪が一般的です。そこに華やかさを演出するには、髪飾りがおすすめです。

かんざしや櫛、笄(こうがい)などの伝統的な髪飾りは、着物の格に合わせて選びましょう。フォーマルな場面では、べっ甲や金銀などの上質な素材を用いたシンプルで品格のあるデザインが重宝されます。

一方、カジュアルな着物では季節の花をモチーフにしたものや、色とりどりの装飾が施されたものも楽しめます。髪型と髪飾りのバランスを考慮し、全体の美しさを引き立てる選択を心がければ、より魅力的な着姿を演出できます。

扇子

着物に合わせる扇子は、フォーマルとカジュアルな場面で使い分ける必要があります。フォーマルな場面では、祝儀扇(末広)を使用します。この扇子は帯と帯揚げの間に挿し込み、結婚式などのお祝いの場で品格のある装いを演出します。

注意したいのは、扇を広げて扇ぐのはマナー違反だという点です。必要なときは手に取って礼を尽くす所作が正しい作法とされています。

カジュアルな場面では、小紋や紬などの普段着物に軽やかな夏扇子を合わせられます。実際に暑さを和らげるために使うなど、実用性を重視した活用が可能です。ただし、着物との調和を保つため、柄や色は落ち着いたものを選びましょう。

場面に応じた扇子の選び方と使い方を意識すれば、より洗練された和装を楽しめます。

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まとめ

今回は、着物を着用したときに気を付けるべきアクセサリーの着け方や、着物ならではのアクセサリーなどについてご紹介しました。フォーマルな場では、基本的にアクセサリーを付けない、または控えめにすることが一般的です。普段よりちょっとした所作が気になる着物姿では、その場にふさわしい装いになるように目指しましょう。

なお、3万着以上の着物からお選びいただけるVASARAのレンタル着物では、小物も豊富に取りそろえています。ぜひアクセサリーとのバランスを取って小物使いを楽しんでみてください。

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